馬、豚、魚、植物から抽出される「プラセンタ」。健康食品としてサプリメントで摂取する人も多いのですが、一体何が凄いのでしょうか。
・なんとなく凄いことは知っているけど、具体的に何が凄いのかは分からない
・美容に良さそうという漠然としたイメージだけある
こんな気持ちや考えを持つ方は多いはずです。せっかくプラセンタについて興味を持っているのであれば、もっと詳しく知ってみてはいかがでしょうか？

■プラセンタには栄養成分がたっぷり

プラセンタエキスの原料である胎盤は、胎児を育てる上でとても重要な役割を担っています。
それは人間や馬、豚などの動物性プラセンタに限らず魚や植物などのプラセンタも同じことが言えます。
そのプラセンタには栄養がとても豊富で10数種以上のアミノ酸をはじめ核酸、各種ビタミン類、ミネラル、酵素、ムコ多糖類などがたっぷり含まれています。
さらに、動物性プラセンタにはHGF、NGFなどがあり、魚由来の海洋性プラセンタ（マリンプラセンタ）にはエラスチンをはじめヒアルロン酸やコンドロイチン、コラーゲンが豊富に含まれています。

また、人間の場合は出産を終えると胎盤はその役目を果たして、赤ちゃんに続いて子宮から出てきます。ここで赤ちゃんのおへそと胎盤が切り離され「不要な臓器」となりますが、人間を除くほとんどの哺乳動物が出産後に胎盤を食べます。
これは血の臭いで敵に居場所を知らせてしまうのでいち早く臭いを消すためと、産後の母体のために食べているという説があるようです。

これは犬や猫でも出産後に胎盤を食べるという報告があり、モルモットに至っては産後に胎盤を食べないと十分な育児ができないそうです。
草食動物である馬や牛も胎盤を食べるので、胎盤のもつ栄養パワーについては、本能的にDNAに組み込まれているのでしょうか。

このようにプラセンタ（胎盤）とは不思議ななものだということが分かりますよね。
今では当たり前のように化粧品やサプリなどでプラセンタを身近に感じますが、こうしてプラセンタを利用できることは、とても凄いことなのかもしれません。

■プラセンタの認知度と安全性

ある化粧品・健康食品原料メーカーによるプラセンタに対する認知度調査が発表されたのですが、結果はなんと30～60代女性だと7割近い方が知っていました。さらに、年齢が高くなるにつれてその良さに満足されている方が多いという結果になったようなのです。
幅広い世代でプラセンタが知られているということは、それだけ認められている成分ということになりますよね。成分として魅力がなければここまで知られることはありません。

気になるプラセンタの安全性ですが、医療機関などで使用されるプラセンタは、人の胎盤を原料とし特定生物由来製品に指定されますので、 製造工程から販売後まで様々な対策が取られているので安全です。ただ、プラセンタを使用する際は同意書へのサインが必要になってくるそうです。

化粧品やサプリメントも安全面においてはしっかり対策がされていることがほとんどで、原料となるプラセンタは馬や豚などの胎盤や魚の卵巣膜、植物の胎座（たいざ）を原料としていますが、 製造工程では微生物の有無のチェックや滅菌処理などがしっかり行われています。

幅広い年代に愛されており、胎盤から抽出するため様々な栄養成分が豊富で不思議なエネルギーを秘めているプラセンタ。
プラセンタを知らなかった方や、使うことに迷っている方はこれをきっかけに日常に取り入れてみてはいかがでしょうか？
比較的安く、気軽に始められるサプリメントや化粧品などを試してみるのをオススメします。